殺意の対談 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年4月25日発売)
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本棚登録 : 498
感想 : 56
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大きな賞を受賞してプレッシャーのかかる2作目とは思えないほどの力作 ブラックエンターテイメント (笑)

なごやかに盛り上がった対談の裏に潜む黒ぃ本音
・女優:夏希が殺したのは原作者:怜子の生き別れた息子だった。
・日本代表FW争い ベテラン水沢は上田を追い落とそうと色々 罠を仕掛けるが、罠をことごとく見抜いた上田は逆に女を送り込みドーピングさせてゆく…が、水沢は裏の痔の薬を入れ替え…
・人気ロックバンド Vo:Shioriはメンバーだけじゃなくマネージャー 専属カメラマンとも…
・清純派女優:江本莉奈は人格破綻者 夏希と俊也の殺害計画を立てるが…
・生き別れた息子 ヒロヤを夏希が殺した事を知った怜子は夏希を殺そうとするが、手違いで莉奈が死んでしまう、莉奈の復讐の為 インタビュアー:谷川になりすました夏希
・ダイナマイトを抱いた土門

各章に渡って複雑に入り組む人間関係 対談(会話)形式と声の声 で構成される分 説明っぽい場面も多かったが、それを差し引いても二転三転するものに引き込まれる。

著者のヒット作『逆転美人』のトリック(草案)がもぅ あったのかっと思う圧巻の作詞力。【凄い!】の一言でした。




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月11日
読了日 : 2023年7月11日
本棚登録日 : 2023年7月11日

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