ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年7月1日発売)
3.84
  • (233)
  • (273)
  • (353)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 2577
感想 : 214
4

読了。

第一次ポエニ戦記がもたらしたものは、以下の2点に整理されるのかなと。
①ローマの地中海進出(海軍と海運の整備)
②ハミルカンのローマに対する敵対心(これが息子ハンニバルに引き継がれる)

他、光るのは、自身の判断ミスによる海難事故で6万人の兵を失った執政官も、ローマでは罪を追わない。それどころか、次の戦争で再度その執政官に海軍の指揮をとらせている。「失敗した経験を持っているやつは強いだろう」という判断。
懐の広いシステムだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年1月26日
読了日 : 2022年1月26日
本棚登録日 : 2022年1月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする