西洋菓子店プティ・フール

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年2月12日発売)
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本棚登録 : 1696
感想 : 215
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いつまでも「女子」である20〜30代の女性のための本だった。
髪も顔も服も手先も、うんとかわいくお洒落をして、そしてうんとお気に入りのパティスリーで美味しいケーキを食べて、楽しくて贅沢な時間を過ごしたい気持ちになった。

甘くて、だけどほろ苦さもあって、少し酸味もある。まさに、人生や人間関係をスイーツに例えたような本だった。
みんながみんなそれぞれ、「大事にしているもの」やこだわりを持っているのが良かった。
それぞれ違うこだわりを持っているからこそ、気持ちがすれ違ったり、関係が変わったりする。

シュークリームが食べたい。ピーチメルバも、エクレアも、フォンダンショコラも。ラム酒がうんと効いたスイーツも。あったかい紅茶つきで。

話の中では「ロゼ」が好きだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文藝春秋
感想投稿日 : 2021年8月23日
読了日 : 2021年8月23日
本棚登録日 : 2021年8月23日

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