いつまでも「女子」である20〜30代の女性のための本だった。
髪も顔も服も手先も、うんとかわいくお洒落をして、そしてうんとお気に入りのパティスリーで美味しいケーキを食べて、楽しくて贅沢な時間を過ごしたい気持ちになった。
甘くて、だけどほろ苦さもあって、少し酸味もある。まさに、人生や人間関係をスイーツに例えたような本だった。
みんながみんなそれぞれ、「大事にしているもの」やこだわりを持っているのが良かった。
それぞれ違うこだわりを持っているからこそ、気持ちがすれ違ったり、関係が変わったりする。
シュークリームが食べたい。ピーチメルバも、エクレアも、フォンダンショコラも。ラム酒がうんと効いたスイーツも。あったかい紅茶つきで。
話の中では「ロゼ」が好きだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文藝春秋
- 感想投稿日 : 2021年8月23日
- 読了日 : 2021年8月23日
- 本棚登録日 : 2021年8月23日
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