あしたの君へ (文春文庫 ゆ 13-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2019年11月7日発売)
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感想 : 203
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家裁調査官のお話

人は皆 自分目線でしか物を見れない生き物
でも家裁調査官は自分の主観や、書類上の上っ面で判断が許されない

物事を俯瞰で見て判断することが必要なお仕事

この主人公もそうですが
仕事等、悩みに直面してる時は物事を至近距離で見てる
目の前の事にとらわれている状態で視野が狭くなる

このお話すべての案件
読み進めると事柄を最初に、主人公と同じ【狭い視野】で物語を読み始め、終盤はベテラン調査官のアドバイスや、主人公の気づきで
【ひろい視野】に変わり
まるで、強い棋士に【自分で想定出来なかった詰め方をされた】状態になり
主人公と一緒に真実に直面する

凄い面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月10日
読了日 : 2024年2月10日
本棚登録日 : 2024年2月10日

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