図書館で借りて読んだのだが、「笊」という漢字に鉛筆で「ざる」と読み仮名がふってあった。
その字が私の母を思い出すような筆跡で、きっと年配の女性が辞書でも引きながら読んだのだろうなと思い、胸が温かくなった。
(図書館の本に書き込みをするのはもちろんいいことではないけれど)
私にとっても共感することが多く、古い感覚と言われてしまえばそれまでだけれど、失われるには惜しいものばかり。
惜しいどころか恐ろしい気もする。
山のような白玉を作った話には、私も全く同じことをしたことがあり、笑ってしまった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月24日
- 読了日 : 2021年4月24日
- 本棚登録日 : 2021年4月24日
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