なんとも凄まじい物語でした。
八歳の少女を誘拐、人身売買、監禁……飼育
この設定に嫌悪拒絶する方には読めない作品です。
そんな読み手の感情は想定内だと言わんばかりの今回の遠田作品…「狂気」と「愛」
誰もが知る老舗料亭の主人である父親が殺された…
殺したのは11年監禁されていた女・蓮子だった。
そして蓮子に魅入られた日本画家の息子・清秀は自らの作品の為に蓮子を連れ出し…と、息子もまた拉致監禁と言う同じ道に堕ちていくんです。
人生を壊され心を壊された蓮子
身勝手な欲望のみで蓮子を買った父親は鬼畜、とにかく許せない。
ただここから画家・清秀の凄まじい狂気の世界に読んでるこちらもドップリとはまって行くんですよ
全身全霊で求める相手を失った蓮子が同じように自分を求める清秀に囚われていきます。
とにかく絵を描きあげさせてあげたい!
落款押して絶命させてあげたい!
地獄に堕ちても蓮子を描くと言った清秀と蓮子
これも狂気の末の一つの愛の形でした。
そう思うわたしはかなり歪んでます(*_*)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月25日
- 読了日 : 2023年5月9日
- 本棚登録日 : 2023年4月24日
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コメント 14件
1Q84O1さんのコメント
2023/04/25
みんみんさんのコメント
2023/04/25
1Q84O1さんのコメント
2023/04/25
みんみんさんのコメント
2023/04/25
1Q84O1さんのコメント
2023/04/25
土瓶さんのコメント
2023/04/25
みんみんさんのコメント
2023/04/25
土瓶さんのコメント
2023/04/25
みんみんさんのコメント
2023/04/25
ひまわりめろんさんのコメント
2023/05/01
みんみんさんのコメント
2023/05/01
みんみんさんのコメント
2023/05/01
土瓶さんのコメント
2023/05/01
ひまわりめろんさんのコメント
2023/05/01