ドライブインまほろば

著者 :
  • 祥伝社 (2018年10月11日発売)
3.89
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本棚登録 : 454
感想 : 75
5

苦しくて辛くてなんで読んでるんだろうと思いながら
最後までノンストップで読ませるこの凄さに☆5

遠田潤子4作目で一番の悲惨な境遇だった(*_*)

物心ついた頃から実父に虐待され、継父からも虐待…
もう凄まじい内容です。
ただ描写は詳しくは描かれていないのが読み手にとっては救いでした(>人<;)

「生まれてきて…なんにもいいことなかった」
「僕はなんで生まれてきたんやろ」
「僕には生きる意味がわからない」
「生き続けるためにずっと理由を探してきた」

ただひたすら妹を守るため12歳の主人公・憂は生き続けてきた。
この少年は「死にたい」ではなく「生きたい」と願い続けていたのです。゚(゚´ω`゚)゚。

読書は素敵な時間…
この歳になって「素敵な話」だけで残りの人生の貴重な読書時間を使わないぞ!と思うようになりました。

もっと深く遠田作品の良さを知りたいと思うのです。




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月20日
読了日 : 2022年10月20日
本棚登録日 : 2022年10月19日

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コメント 2件

まことさんのコメント
2022/10/20

みんみんさん。こんにちは♪

いつも、いいね!ありがとうございます。
遠田作品、読まれているのですね!
私も、ブクログを始めてから、はまった作家さんです。
人を不幸のどん底になぜ、これ程までに、落とすのか。ですよね!
この作品は、子どもが、とても可哀想でした。
まだまだ、不幸のオンパレードの作品群があります。
「アンチェルの蝶」とか。
でも、なんか、それ以外にも、好きな作品もありました。
「廃墟の白墨」。「雨の中の涙のように」などは、とても好きな作品でした。
なんか、偉そうに語ってしまってごめんなさい。
遠田作品、まだまだ、奥が深いです。楽しまれてください。
みんみんさんの、レビュー、楽しみにしています(*^^*)。

みんみんさんのコメント
2022/10/20

まことさん。こんにちは〜♪
遠田シンドローム発見!嬉しいです(^ ^)
ほんとよくぞここまで…と毎回おののいてます笑
一作づつ読んで行きますよ〜!
連続はヤバいので( ̄▽ ̄)

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