ドリトル先生シリーズで有名なヒュー•ロフティングが書いた童話。岩波少年文庫で初版は1996年。「ドリトル先生月に行く」と「ドリトル先生月から帰る」の間、1930年に出版されたそうだが、私は岩波少年文庫を手にするまで存在自体知りませんでした。
物語の舞台は中世。王様と貴族、魔法の薄明かりに照らされた不思議な世界です。原題は"The twilight of magic "といい、『魔法のささやき貝』は物語の主軸になるガジェットですが、主人公の少年ジャイルズの成長譚が作者にとって重要だったのでしょう。ロフティングは、こういう誠実さをもった少年を描く事が、本当に好きだったんだと思います。読んだ人が幸せな気分になれる物語って、いいですよね。
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- 感想投稿日 : 2023年3月7日
- 読了日 : 2023年3月7日
- 本棚登録日 : 2023年3月7日
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