半藤氏は昭和史を含む近現代史、保阪氏は昭和史を長く研究された方々。語りは史実に基づいており、ナショナリズムについて丹念に解きほぐす。
保守主義を考え直すことが大切。人間は間違える生き物である、という前提に立ち、議論を尽くして、少しずつ良くしていくのが保守主義である。
その意味で、今保守を名乗る者は保守ではない。
第二次大戦について、都合の良い自説を振り回す人が多い中、文献や一次資料に多く当たり、信頼できる貴重なお二人の貴重な対談本だと思う。
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- 感想投稿日 : 2023年4月5日
- 読了日 : 2023年4月5日
- 本棚登録日 : 2023年4月5日
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