暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2004年9月10日発売)
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本棚登録 : 1449
感想 : 176
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…長かった……もう、何度諦めようと思ったか…
これまでスムーズにきた館シリーズがこの長編により、
一度中断され、もうこのまま暗黒館飛ばしちゃおうかとすら思ったけど、結果、読んで良かった!!
頑張って読み続けた自分グッジョブ!

個人的にミステリは後半のネタバレが好きで
「え!?そこってそういうことだったの!!??」が大きければ大きいほど好み。どんでん返しのね、やられた~感がいいんだよねー。

で、この暗黒館は見事にやってくれました。
いやこんだけ長くて引っ張るんだから、もうこちらとしてもどんでん返しでやってくれるんでしょ?とは期待しちゃってるわけですが、
ありがとう綾辻さん、流石ですよ。期待以上ですよ。

・時代が昔なのが分かって→「…ということは、中也が鹿谷?そうか!鹿谷の昔体験した話ね!」(ポンコツ推理)
・征順の結婚前は中村性が分かって→「中村青司はオマエかー!!」(いや下の名前は征順言うてるやん)

からの中也のアレですからね。リアルに「えー!!」って声出たもんね。アレもコレも読了後に気になって、ついつい上巻を読み返すよね…波賀商店のオジサン…おおぅ…久しぶり!みたいな。あと双子ちゃんにも驚かされたなぁ。あと子どもすり替えとかねー。
実は〇〇でしたが多すぎて言いきれないけど、推理力ポンコツのわたしは全てに驚かされました。
犯人見たーー!鏡で見た自分でしたーー!にはちょっと笑ったけどね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月1日
読了日 : 2022年12月29日
本棚登録日 : 2022年12月31日

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