悲しみの子どもたち ―罪と病を背負って (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2005年5月17日発売)
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感想 : 19

非行少年が犯罪を犯した背景には、家族の中に自分の安心できる居場所がないこと、学校で友人がいないことなどによる、不安や悲しみがある、とのこと。希死念慮や自殺未遂未遂から一転して、他者への危害に及ぶことも多いらしい。
また、最近では昔ながらの不良タイプではなく、自己愛が強かったり、対人回避しがちだったりと、一見、大人しく普通な感じのタイプが増えているとのこと。
子供時代の家族内における基本的な愛情関係や、子供同士の昔ながらの遊び(オンラインゲームではなく)などによる対人コミュニケーションが、人格形成の基礎となることを痛感。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月5日
読了日 : 2020年10月5日
本棚登録日 : 2020年10月5日

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