教育とは何?-日本のエリートはニセモノか (中公新書ラクレ 595)

  • 中央公論新社 (2017年9月6日発売)
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日本の教育の、よくない意味での特殊性に対して、教育の現場からの批判と実践例。
純粋な意味での、学びの喜びを、子どもたちに取り戻したいよね、という話。

「学力低下したのは、ゆとり教育のせいじゃなく、『関心、意欲、態度』を得点力よりも評価の上位に据えたせい」だ、とか。

スマホ依存についても、いじめ問題などの視点以外に「思春期には、ふっとひとりになる時間、ぼーっとする時間がものすごく重要なんです。/この時間がない子は、自立が遅れがちになるんですよ/ひとりになってぼーっと自分を見つめてみたり、"内なる自分"と向き合ったり、そういう葛藤の時間保障も重要なんだ」とか。

自分の子どもの頃には、スマホが無くて良かったと思う。
あるのに、使わないのは大変だもの。

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感想投稿日 : 2024年2月14日
読了日 : 2024年2月14日
本棚登録日 : 2024年2月14日

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