池上彰が読む「イスラム」世界知らないと恥をかく世界の大問題 学べる図解版第4弾

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  • KADOKAWA/角川マガジンズ (2014年7月11日発売)
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パレスチナ問題
ユダヤ人、ディアスポラで世界各地に離散→迫害→自分たちの国を作ろうとする運動(シオニズム)→1948.イスラエル建国
→その時そこに住んでいたイスラム教徒のアラブ人がイスラエルに攻め込む(中東戦争)、パレスチナ難民発生→1964パレスチナ解放機構(PLO)創設→次第に過激化→1993オスロ合意(イスラエルとパレスチナの和解)



イランとイラク
1979イラン・イスラム革命…ホメイニ師が、アメリカの石油事業にとって都合の良い国王に作らせたパーレビ王朝を打倒、イランの最高指導者になる。

1980イラン・イラク戦争…イラン革命でシーア派の革命が成功したことで、シーア派が多数のイラクを支配するスンナ派のサダム・フセイン大統領は恐れ、イランを攻撃。アメリカはイラクを応援。1988停戦。

1990湾岸戦争…イラクがクウェート侵攻。(もともとイラクとクウェートは一つの国。イラン侵攻時クウェートが支援しなかったため)→アメリカが組織した多国籍軍がイラクを侵攻。


アフガニスタン
1979ソ連のアフガニスタン侵攻…アメリカ留学経験のある人物がアフガニスタンの大統領になったことがきっかけ。ソ連はアフガニスタンがアメリカ寄りの国になることを恐れた。
1988ムジャヒディン(イスラム聖戦士)がソ連軍を追い返す。その中にサウジアラビアから来たビンラディンもいた。
→ムジャヒディンたちによる主導権をめぐる内戦→パキスタンに逃げ込んできた難民に過激な教えを叩き込み、彼らに近代兵器を渡しアフガニスタンに入りムジャヒディンたちを攻撃。彼らがタリバン(学生たちの意味)。

「アルカイダ」組織化…湾岸戦争時サウジ政府を批判し国外追放された(アメリカの駐屯地をサウジ国内に置いたことに腹を立てたため)ビンラディンがアフガニスタンに戻る。そこで反米テロ組織(アルカイダ)を養成、後に同時多発テロ事件を起こす。テロ1ヶ月後アメリカはアフガニスタン攻撃。
→2003.アメリカによるイラク戦争…イラクが大量破壊兵器を保持していると考えたため。また、フセイン政権の圧政から国民を解放するため。2010終戦も未だ内戦絶えず。(警察や軍隊、教員など国の組織の幹部であったバース党員を、アメリカはフセインの考え方を支持する連中として追放したことで国の機能が麻痺したため)

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感想投稿日 : 2022年7月18日
読了日 : 2022年7月18日
本棚登録日 : 2022年7月18日

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