統計学が最強の学問である

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2013年1月24日発売)
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1.ビジネスにおいて統計を取ることがいかに大切なのかを最近知りました。そこで、統計学の基本を学ぼうと思いました。

2.統計学は過大視大して最速かつ最善の答えを導き出してくれます。そのため、最強の学問であると著者は述べています。ただ、完璧であるとも述べてはいません。そこで、統計を出すにあたり、1.要因を変化さえられれば利益が上がるのか、2.変化を起こすような行動は可能なのか?変化させるコストは利益を上回るのかの3つの問いを持ちながら分析していく必要があります。ビジネスで使う以上「自社の利益になるのか」が最重要課題となります。
本書では、統計と向き合うにあたってのデータの集め方や各種統計学の特徴を述べており、どのシーンで使えるのかが解説されています。

3.統計と聞くと難しいイメージが先行してしまい、ずっと避けてきました。現に、本書を読み終えた今でも完全に理解したとは言えません。ですので、今回は大枠だけつかむことを目的として読んだのですが、データを集める前の設定が重要だと思いました。
現代は情報が氾濫しており、人間の脳では処理しきれないとまで言われています。そのなかでデータを分析しても「結局何が言いたいの?」と言われておしまいになる人がいるのではないでしょうか。ITが普及してもそれを使うのは人間であり、答えを出すのも人間です。本書では、統計について学んでいない日本人について警鐘を鳴らしているのだと感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年2月23日
読了日 : 2021年2月23日
本棚登録日 : 2021年2月23日

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