「言葉にできる」は武器になる。

著者 :
  • 日経BP 日本経済新聞出版 (2016年8月1日発売)
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1.キャッチコピーを考えたり、人に響く言葉遣いをしなければならない機会が増えたので読みました。


2.自分から発する言葉は「思考の上澄みでしかない」ため、自分の意志を正確に伝えることはとても難しい行為です。ただ、本書ではそれだけが目的ではありません。「内なる言葉」に目を向け、自分自身への問いかけをすることで人生の羅針盤を明確にしていくことにも繋がります。言葉を深めることはコミュニケーションで使うだけが目的ではありません。
本書では、自分へのアプローチをするための7ステップを紹介した後、言葉の解像度を上げたことによる著者の成功体験を述べています。

3.めちゃくちゃ良い本に出会った。自分の言葉は正しいと思ってしまい、考えることを辞めてしまっていたシーンをいくつも思い出しました。いわば、「頑張ってるつもり」でおわっていたということです。言葉の解像度を上げるためには自分の言葉がどれくらい抽象的なのかを知らなくてはいけません。課題を正しく設定するから成長するのであって、そこを間違えては元も子もないのです。
だからこそ、私は思い浮かんだ感情や言葉はすぐにメモしようと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月21日
読了日 : 2022年4月21日
本棚登録日 : 2022年4月21日

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