ユダヤの商法(新装版)

著者 :
  • ベストセラーズ (2019年4月13日発売)
3.62
  • (59)
  • (99)
  • (98)
  • (20)
  • (10)
本棚登録 : 1906
感想 : 135
4

1.昔、「やりすぎ都市伝説」というテレビでオリエンタルラジオの中田さんが著者について話していたことを思い出した。そのときに、著者やユダヤ人について興味を持ったので購入しました。

2.金儲けをするための鉄則は3つ。1つ目は数字に強くなること。2つ目は商売は女と口を狙うこと。3つ目が契約は必ず守ることです。この3つを鉄則として、自分がどのような商売をしてきたのかが書かれています。
著者は若い頃にユダヤ人と仕事をしたことで金儲けにかなりの執着をしています。しかし、自分さえ儲ければ良いのではなく、日本のために金儲けをするという心があります。そのため、著者が考える、日本を良くするために国民や政治家がなすべきことが本書では多く述べられています。

3.読み始めた時は「この人金に執着しすぎて参考にならない」思っていました。しかし、起業家として辛酸を舐めた日々や、世界情勢の見極め方、商売をするにあたってのコツなどを読んでいくと、自分が読んできた著者の誰よりも先見の明がある人だと思いました。
正直なところ、今のところ自分は金儲けについて考えていないのでなんともいえませんが、「契約は必ず守れ」「未処理書類は商人の恥」などの言葉は信頼を得るためには
必須なので、このようなところは見習っていきたいです。
また、1番印象に残った言葉は、最後の方に出てくる「読書はマスターする速度ではなく、自分の生き方と照らし合わせて内容を理解していく」という部分です。これによって読書をしてる意味が格段に上がると思いました。自分の人生を常に振り返りながら読書をすれば、成長スピードも上がり、充実した人生をおくることができるのではないかと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年5月11日
読了日 : 2019年5月11日
本棚登録日 : 2019年4月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする