ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts)

著者 :
  • すばる舎 (2018年6月14日発売)
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感想 : 11
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1.今話題のリベラルアーツについて気になったのと、この著者の本を前に読んだことがあり、わかりやすかったので、購入しました。

2.著者にとっての教養とは、何らかの物事について考えるための基礎となる思考や知識を意味しています。すなわち、思考のベースとなるものです。これを育てるためには、哲学という、物事の本質について考える学問が必要と述べています。哲学を学び、実践することで現代に必要な分析・決断・解決・創造の4つの力を高めることが出来ると述べています。このような入りから、有名な哲学者の紹介に続きます。そして、それを読んだ上で、テロやAI、資本主義などの問題点を著者の視点から述べています。
入門書となっているため、どの章もわかりやすく簡潔にまとめていますので、2時間もあれば読み切ることができると思います。

3.自分にとって哲学とは、「考え方を学ぶ学問」と思っていました。まだまだ未熟なので、思考を深めることができないですが、本書の21世紀の問題を述べている時に、それぞれの問題について、自分なりに考えてみると楽しかったです。しかし、哲学の言葉の意味、例えばイシューやイデア、フィリアなどは意味が難しくちゃんと学ぶのであれば、かなりの時間を要すると思いました。現に私自身、全てを理解しているわけではありません。
入門書なので、すぐに読めますが、3章の21世紀の問題については、じっくり考えて自分なりの考えをまとめた方が思考の訓練になるので良いと思いました(おかげで私はこの本を読み切るのに3日かかりましたが、、、)。これをやった後だと、ニュースを見ても少し違った見方ができたので、このやり方はおススメしたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年6月9日
読了日 : 2019年6月9日
本棚登録日 : 2019年6月9日

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