人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則

  • 英治出版 (2009年8月7日発売)
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感想 : 146
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1.自分の行っていることがしっかりと人の役に立っているのかを科学的視点から分析したくなったので読みました。

2.本書は組織心理学の祖として活躍している著者が「人を助けること」についてどのような考えなのかを述べています。
人を助ける=支援というキーワードを紐解きながら、日常でのシーンを事例にして役に立っているケースと経っていないケースを比較しています。
役に立っている状態には必ず7つの原則が守られており、それを保つために4つの問いかけの順番を守っています。本書ではその原理原則とともになぜ役に立たない支援が出てしまうのかも述べています。

3.日常を振り返ると「問いかけの数」が少ないことに気づきました。ほんの少しの質問で分かった気になる。事前調査であらかた理解した気になるということが往々にしてありました。調べることは当たり前ですが、当事者に直接話を聞いて検証するという行為をしっかり踏んでいかないといけないのだと感じました。
大切なのは自分が何を話すかではなく「何を問うか」だと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年10月8日
読了日 : 2022年10月8日
本棚登録日 : 2022年10月8日

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