スカイクロラ シリーズを読むのは2作目。スカイクロラが最後の物語で、時間軸は逆に遡ります。ナ・バ・テアではクサナギスイトが散香のパイロットとして登場。クサナギとティーチャーの始まりの物語が展開されていく。
短いセンテンスの連続で表現された飛行は、重力から解放され、紙面の中を右に左に旋回、フルスロットルで上昇、失速してストール、想像の空を飛びまわります。
スカイクロラのクサナギと同じように、冷たく機械的に戦闘が進んでいく。パイロットを職業とし空を飛んでいるときだけが自分の全て。確実に生きて地上に戻って来たとき、心は次の飛行を求めている。
体が軽いと感じる
この軽さが、僕の全て
愛するために生まれてきたのではない
愛されるために生まれてきたのでもない
ただ、軽く……
飛ぶために、生まれてきたのだ
不思議な感覚の残る作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2014年1月18日
- 読了日 : 2014年1月18日
- 本棚登録日 : 2014年1月18日
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