懲役病棟 (小学館文庫 か 46-3)

著者 :
  • 小学館 (2023年6月6日発売)
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感想 : 83
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病棟シリーズ 3作目
こちらもとても読みやすかったです
近所の図書館にはなくて取り寄せて読みました(^^)


今回は今までのシリーズでもお馴染みの
香織先輩とマリ江が聴診器を手にします
そして舞台は女性刑務所


少なからず私も
受刑者に対して偏見があると思います
もし近所の人に前科があったと知ったら
やっぱり怖いなと思うし、
距離を取ると思います。。

なので現状は全然知りませんでした。


受刑者が釈放された後の暮らしは
想像以上に厳しそうです
身元引受人もいなければ、
家もお金もない状態では
更生どころか生きていくのも難しい。。


国がそういう人を助けて欲しいものですが
助けなきゃいけない人は
他にもいっぱいいますし
税金を正しく、必要な人に
上手に使われるには
どうしたらいいんでしょうかね…


テーマはよく、とても勉強にはなりましたが
受刑者とのやりとりや
香織とマリ江の会話が軽すぎるかなと感じました


物語に共感したり
感情移入するというよりは
こういう現実があることを
知るための一冊
という感じでした(^^)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月20日
読了日 : 2024年1月20日
本棚登録日 : 2024年1月20日

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