聖なる黒夜(下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2006年10月22日発売)
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本棚登録 : 1389
感想 : 133
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上下巻ともボリューミーだけど
途中から(特に巻またぎのところか)先が気になって一気読み。
通勤時間中、存分に現実逃避させてくれました。
三浦しをんの解説がまた良かった。

再読したい。
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大火傷してからドライアイスってのはものを冷やすだけじゃなくて火傷もさせられるものなんだって気づいても遅い127

結婚だけでなく、そもそも人が寄り添うのは互いの不完全さを補い合い、孤独を癒やしたいからではないのだろうか。その意味では、孤独に耐えることを苦痛にせず、最後には自分以外を必要としない人間とは、根本的に、「寄り添う」ということはできないのだ。227

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年3月5日
読了日 : 2020年3月13日
本棚登録日 : 2020年3月4日

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