勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫 ち 9-1)

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  • 文藝春秋 (2020年3月10日発売)
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まずは第1章のアウトプット
キーワード

自己破壊
コード、ノリから距離をとる
有限性
言語の他者性
ニュアンスの差異=偏りのイデオロギー
言語は人間のリモコン


自己と他者、他者は他人ではなく、自分以外の何でもである。他者の中に言語も含まれるのが重要。環境コードによって生み出される言語だからこそ、その人のイデオロギーが分かる。
勉強することで、社会学だったら社会問題、心理学だと心理に対して敏感になるが、環境コードが変わると転用は難しい。なのでより根本的な言語の操作性に意識的になるべきと理解した。言語で現実との距離をとる=言語遊びによって環境コードに縛られない、有限性での自由を獲得する話。
言語との向き合い方は考えたことがなかったが、人間のリモコンである言語を再考することでその場のノリを客観視できるのではないか。
咀嚼必須。

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感想投稿日 : 2021年12月17日
本棚登録日 : 2021年12月6日

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