乳ガンを患いながら念願のニューヨークへ移住し、最期までジャーナリストとして生きた千葉敦子さんのエッセイ。
とにかくエネルギッシュ。常に刺激や変化を求め、予測出来るような毎日は耐えられないという千葉さん。40年前にフリーランスのジャーナリストでいて、本を何冊も出版するような才女。
ガンが進行し思うように身体が動かなくなった時も、僅か3年しか住んでいないニューヨークであるにも関わらず、近所に頼れる友達が20人以上いたというコミュ強でもある。
この時代の女性が好きなように生きることの意味を想像すれば、本には描かれていない数え切れないほどの困難や悔しさがあったことと思うけど、それを見せない強さを感じた。ひたすら自分を鼓舞し続けているイメージ。
何もかも自分とはかけ離れていて、凄いな、こんな人もいるんだなと思いながら読了。
芯のある素敵な女性だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月22日
- 読了日 : 2024年1月22日
- 本棚登録日 : 2024年1月22日
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