シリーズ第3作。改めてこのシリーズの雰囲気が自分は好きだなぁと実感。
何がこんなに自分に刺さるのだろうと考えてみた。小説を通じて触れる「連歌」の奥深さ・豊かさ、舞台として出てくる地名に馴染みのある町や好きな町が入っていること(今回は深大寺も出てきた)、そして月一の連歌の会に合わせた和菓子選び、
、連歌のグループのゆるいけれどもお互いを思いやる感じ、上野桜木のブックカフェ(架空だけど周りにはあるお店は実在)、主人公・一葉の着実な前進、一葉のおっとりした家族などが挙げられる。まだまだ続きがありそうな終わり方だったので早くも続編に期待。1年前は初心者だった一葉の連歌の腕前も本作では「初級」に。次作では「捌き」のできる「中級」の一葉が見られるかどうかも注目!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月11日
- 読了日 : 2022年8月11日
- 本棚登録日 : 2022年8月11日
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