いわゆる「濡れ落ち葉」「粗大ごみ」タイプの退職者は登場しない。取材対象から除外したのか、一般的に減っているためかは不明。
・定年以前に筆者は会社を辞めること自体を好意的に捉えているように思える。
・天下りを当然視したり履歴書を提示するなどの、一部の取材対象者に対する嫌悪感が伝わる。
・『男は邪魔!』などで顕著に表された、著者の女性一般への信頼感(女には揺るがない幹がある)は本書でも明白。終章も毅然とした女性二人への取材で締めくくっている。
「会社に未練はなく退職後も上手に忙しくしています」といった退職成功者?に偏ったことがかえって残念です。
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- 感想投稿日 : 2020年7月24日
- 読了日 : 2020年7月24日
- 本棚登録日 : 2020年7月24日
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