読むのが辛かった。中国共産党の抑圧の闇とかその中で立ち上がる勇気とか、天安門事件に触れるのはいまだにタブーとされている国の歴史の一部を書くことで作者は大丈夫なのか、等々。
日本もかつて五人組とか治安維持法とか同じような事をやっていたので、他人事ではない、とも思う。
立ち上がり、そしてつぶされてしまった人々の感情、それを見て見ぬふりをする大多数の人々。
絶望的な展開だけど、八十と妮妮の二人には未来を感じられる。庶民の強さというか。
自由を求める心を押さえつける事は出来ない。
それにしても親とは辛いものだなぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月13日
- 読了日 : 2021年6月13日
- 本棚登録日 : 2021年6月13日
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