熊爪は一人で北海道の山に暮らし、鹿や熊などを撃って毛皮や肉、肝などを売り生計を立てている猟師。鹿や兎の毛皮を剥いだり、内蔵を食べる様子などは、臨場感たっぷりに描かれ、山菜など山の幸を採って加工して町に売りに行く生活は、町の商人である良輔を羨ましがらせる。しかし、手負いの熊に襲われ、腰の骨を痛めてしまう。良輔から誘われた熊爪は人里で暮らす事も考え始めた。しかし、やり残した事がある。
山の暮らしが丁寧に描かれていて、どこに価値を見いだすかによるが、素朴な暮らし方に憧れる人にはたまらないと思う。
熊爪は人というより熊に近いのかも。ワイルド、という言葉がピッタリ!(´▽`)
一方、女はしぶといと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月2日
- 読了日 : 2024年4月2日
- 本棚登録日 : 2024年4月2日
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