確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

  • KADOKAWA/角川書店 (2016年6月2日発売)
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『確率思考の戦略論』

【0.購読動機】
USJそして直近の西武遊園地の再生を手掛けた著者の考え方、ロジックを勉強したかったから。

【1.学び】
論理かつ数学的に体系化できることは、再現能力に直結するということ。
そして、何よりも、7.の分岐が学べたことが大きい。
やはり、認知が入り口となる。

【2.戦略/事業会社が集中する範囲】
①プレファレンス/質
②認知/量
③配荷/量

【3.プレファレンスとは?】
①好き嫌い。
②競合との相対で決まる。
③一人当たりの購買回数に影響する。

【4.認知の重要性】
エポークトセット/選択肢の原因となる。
第1番目に想起されるが重要。

【5.配荷の重要性】
サービスを物理的に届けられるか?(サプライチェーン)

【6.プレファレンスの伸ばし方】
①既存よりも新規顧客に重点を。
 理由は伸びしろが大きいから。
②原因、要素は3つ。
1.ブランド資産
2.製品パフォーマンス
3.価格

【7.販売促進から売上までの分岐図】
※認知あり、かつ購入可能、かつ購入経験あり、かつエポークセットという分子を大きくすること。
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販売対象全体

①認知
あり なし


購入
可能  不可能

③購入経験
あり  なし

④ エポークトセット(選択肢)
内  外

購買頻度高くなる
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【8.USJ。ハリーポッター投資前と後】
(状況)
ハリーポッター投資600億円
関西→ゆえに関東で取材されない。

(課題)
認知 90%→9000万人知っている状態づくり

(解決)
話題づくり→オープン/6ヵ月前→本出版
マス広告→SNSの順
映画が見れる場所→「コンテンツ」がある場所へと変化
インバウンド/政策→首相見学獲得。

(結果)
2010年 750万人
2014年 ハリーポッター
2015年 1,390万人

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マーケティング
感想投稿日 : 2022年5月24日
読了日 : 2022年5月24日
本棚登録日 : 2021年1月12日

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