検事の死命 柚月裕子さん
検事のプロ/職責 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
検事対弁護士の闘い ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
読了/爽快感 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
「明日のきみへ」から始まった柚月さんとの出会いです。
読みつづける理由は、やはり人間らしさの描写です。
「 」の会話から、登場人物の感情からこちらに伝わってきます。
だからでしょうか?
文字の世界が3次元への世界に豹変していくような、そんな感覚になるのです。
この「検事の死命」という作品も、いつのまにか三次元の世界へと没入していました。
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「死命」とは、死ぬか、生きるかの急所です。
検事の死命とは、ふたつの意味合いがあります。
①検事としてキャリアを積み重ねつづけることができるのか?
②検事としての職責を果たしつづけることができるのか?
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主人公の検事は、高校生の猥褻事件を担当します。
被疑者は、地元資産家/名主です。
したがって、警察や検察の上層部から「不起訴妥当」の圧力を受けます。
【関心があるのは、罪をいかにまっとうに裁くのか?】
検事は、①の保身ではなく、②の職責を貫きます。
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人生の時間において、仕事に携わる時間は少なくありません。
主人公のように、仕事において、信念をもち、そして曲げずに取り組む姿勢は、大切な何かを想起させる機会にもなりました。
柚月裕子さん。
ありがとうございました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年1月9日
- 読了日 : 2022年1月9日
- 本棚登録日 : 2022年1月8日
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