ハードボイルド好きになったキッカケの作家。
久しぶりに彼の作品を読んだ。
相変わらず、テンポが良くて止まらず読みやすい。
独特の冷たさと退廃感。アングラ満載の重くて脆い空気感。
この世界に引き込むのは早い。
淡々と進む背徳への道があまりにも日常的に描かれていて
当たり前のように文字を追っている自分にハッとしたり。
タイトにまとまっていて飽きないところで締めているところが逆に印象に残る、さすがな構成にさくっと読み切ってしまった。
好き嫌いははっきり分かれるかと。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説:ミステリー/サスペンス/ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2015年6月2日
- 読了日 : 2015年6月1日
- 本棚登録日 : 2015年5月28日
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