娘は男親のどこを見ているか (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2003年5月21日発売)
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本棚登録 : 96
感想 : 10
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タイトルにひかれて古本屋にて購入。人間行動学の専門家が父親と娘の不思議な関係を中心に、夫婦関係や男女の違いを解説している。すごく立派な地位に就いていたり、沢山お金を稼いでいる父親が、必ずしも娘から尊敬されるとは限らない。娘がお父さんのことを好きになるのは、どういった点が大切なのか。男と女が居心地のいい状態や目指しているところが異なることを理解していると、相手を安心させリラックスさせることができるというのである。なるほど...

娘が子供の頃に無意識のうちに送っている「サイン」、父親不信の女性が大人になるとどういう風になってしまうのか、恋愛相手は、(無意識に)どこか父親に似た男性を探してしまうなど、娘を持つ父親にとっては興味がつきないトピック目白押しの本です。極論すると、娘の男性運を大きく左右するのだから父親は責任重大である。男性が、娘はもちろん女性を理解するのが難しいのは当たり前だと再認識。人間誰しも自分が経験したことのないことはわからないものである。多少は理解できることもあるかも知れないが、本当はわかっていないんだろうな。まぁ、そうでしょ。

難点といえば、同じことが何度も繰りかえし出現するのがちょっとくどいと感じたところが何度もあったこと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2007年11月17日
読了日 : 2010年10月17日
本棚登録日 : 2007年11月17日

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