自分が大学院生時代に指導教授にも進められ、また自分で触れてみて「この本の内容は大学生だけでなく若いときから示されていて然るべきだ」と感動した一冊。ジャンルなどをごく空疎な言葉でまとめてしまえば“私法系論文作りの紹介本”になってしまうのですが、論文をかくときのアイディアを考えることを「魂」という表現でされたり、「友人とのつきあい方」というコラムが載っていたりすることから、無味乾燥としたテクニック論をただ述べるのではなく“実践的手引きではあるが著者たちの心のこもったエッセイ、メッセージ集”として楽しめるところがこの本の最もすばらしいポイントであると思います。少し部屋の片隅で埋もれてはいましたが、あえて引っ張り出してきて本棚に入れたい1冊でありました。
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- 感想投稿日 : 2008年3月20日
- 本棚登録日 : 2008年3月20日
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