「風と共に去りぬ」を愛している方は読まないほうがいいです。
「続編」としてではなくてハーレクインロマンスの感覚で読めば楽しめると思います。
著者のリブリー女史はインタビューで「スカーレットのような女性は嫌い」とコメントしていたそうですが、
著者はスカーレットの魅力をわかっていないまま書いているようで、
スカーレットやレット・バトラーの性格設定が全く違ってしまって安っぽい人物になっています。
「原作の彼らならば絶対にこんな行動に出ない」と思うようなことを平気でやらせたり言わせたりしてしまうんです・・・。
こんな作品を「続編」として発表されて、マーガレット・ミッチェル女史がお墓の中で歯軋りしているだろうと思いました。
私がこの本を最後まで読んだのは森瑶子さんが翻訳を手がけたからでした。
スカーレットを愛する森瑶子さんにはこの翻訳作業は辛かっただろうなぁ・・・と、思います。
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カテゴリ:
外国文学
- 感想投稿日 : 2007年1月8日
- 本棚登録日 : 2007年1月8日
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