この本は一見ミリオンセラー「バカの壁」の姉妹本のようですが、実は結構違います。前半のほとんどを「マクロ経済学」の批判に費やしています。経済学部の自分としては、とてもおもしろかった。自分が勉強しているものを批判される気持ち良さ。批判内容の旨は、「マクロ経済学は、需要はいくらでもあったが金がないという時代の貧乏経済学。今のような供給過剰の時代になったら、通用しない」というもの。学問も理論も時代に対応していかないと腐敗するだけってことですね。良い教訓でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2007年11月15日
- 読了日 : 2007年11月15日
- 本棚登録日 : 2007年11月15日
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