なめらかな社会とその敵: PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論

著者 :
  • 勁草書房 (2013年1月28日発売)
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本棚登録 : 1206
感想 : 85
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理念はわかる。
この本は、その理想に近づくための手段としての経済や社会契約を紹介したものという位置づけで間違いないと思う。
が、成立させるための仮定や条件のなんと多いことよ。
結論ありきの論文を読んでいるようだった。
共産主義がうまくいかなかったように、理想だけで終わってしまうと思うのはあまりに夢がなさすぎか。
この本を書いたときよりも技術は確実に進歩しているので、とりあえず、スマートニュースの利用者で大掛かりな実験をやってほしいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年1月12日
読了日 : 2020年1月12日
本棚登録日 : 2020年1月1日

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