先のシリーズと同じく、怪奇現象の起こる原因がやっぱり怖くて、哀しくて。
人は皆多かれ少なかれ、闇を抱えながら生きていること、そして同時に、光を宿すこともできるのだ、ということ。
ホラーや犯罪ものを読む時に私が求めているのは、そういう確信なのかもしれない…そして小野不由美さんの物語を読むと、いつもそういう確信を持つことができる。怖れと同時に希望を感じることができるのだ。
このシリーズ、続く予定で続かなかったそうで。
今後、大きな役割を担いそうな、興味深い登場人物が出てきていたのにちょっと残念。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
【日本の小説】作者あ行
- 感想投稿日 : 2014年6月10日
- 読了日 : 2014年4月28日
- 本棚登録日 : 2014年4月22日
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