反米論を撃つ

  • 恒文社21 (2003年11月1日発売)
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感想 : 2
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内容を忘れていたが、ちょっと読み返したら池澤夏樹氏を感情的な誹謗を繰り返す「デマゴーグ」と名指しで批判していてなかなか面白かった。アメリカ憎しのあまりイラクの投票率100%の選挙に何の疑いも持たないとか池澤氏はすごい。

保守の人はゴーマニズム信者だと思われているとしたらはなはだ心外。本書でも小林よしのり氏がおもいきり批判されている。イラク戦争時の氏のイラクへの肩入れぶりとかけっこう笑った。フセインは織田信長だとかw

東日本大震災で自衛隊や在日米軍に大きく助けられた日本では、反米サヨクの言論は目につかなくなったような気がする。ただ、そういう人たちが考えを変えたのではなく、恐らく、脱原発の方に注意が行ってしまっているのではないかと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2011年8月21日
読了日 : 2003年12月31日
本棚登録日 : 2011年8月21日

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