一瞬で自己肯定を上げる瞑想法

著者 :
  • KADOKAWA (2018年2月2日発売)
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感想 : 12
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綿本先生の瞑想の本。シンプルながら大事な部分がわかりやすく網羅されており、さすがという一冊。

<メモ>
・瞑想とは今この瞬間、目の前にある感覚にのみ意識を向け、意識したものを否定せず、ありのまま感じておく心の休息法。今を認める。
・大自然と触れ合う機会が少なくなり、漠然とした苦しみにジワリと蝕まれている現代人にこそ必要なもの。
・瞑想姿勢を作る時のポイント
 背骨の伸ばし方こそが、瞑想を深める上での最も大切なポイントになる。最小限の力ですらりと伸ばすこと。瞑想とは集中とおおらかさの二つを同時に成立させること。
集中は背骨の伸びと関係が深く、大らかさは首や肩周りの脱力と直結している。
・胸椎は完全に緩み広がっている感じ。
 腰椎は軽いことが大切
 骨盤起きていることが大切。最小限の力で起こす。
 坐骨 その上に乗っている上半身の体重がここに抜けているかんじ
 頭蓋骨 力みゼロ
 頚椎完全に緩みながら引き上げられていく感じ。
・前後左右にゆっくり動かしながら背骨のバランスを感じ、余分な力が最も抜けるポイントを探る。
・目には心のコンディションが如実に表れ、目の状態を調節するだけで、集中を保ちながら心をリラックスさせることができる。選択肢は開眼、半眼、閉眼の3つ
 キャンドルの炎を凝視したり景色を見たりする開眼。視野を広く持ち、広い範囲が観えている状態で同時にその中の一点に焦点を合わせ、眼をリラックスさせる。生き生きとした好きな人やものを見るような目を保つ。
・自然を感じる瞑想法
 五感のいずれか一つを使って自然をただ感じる。
 鳥の鳴き声、波や清流の音、自然の景色、雲の流れ
 そよ風、触れている感覚
・内なる自然を感じる瞑想法
 体全体またはその一部に意識を集中させる。
 自然と違い、自分の中にある自然を見る気持ちでただ感じる。意志とは関係なく、様々な変化が皮膚の内側で起きていて自然に移り変わっていく様子を大らかな気持ちでただ受け取っておく。
・イメージを深める瞑想法
・瞑想が深まらない時
 全ての原因は集中と大らかさのバランスが崩れているから。
 背面の緊張を取るにはバッタのポーズ
 前面の緊張を取るには足上げ腹筋ポーズ
・今自分がいる場所で、いま持っているものを使って、できることをやりなさい ルーズベルト
 今自分が置かれた境遇を肯定し、その場所で自分ができることを尽くすということ。広い視野で自分を捉え、ただできることを尽くす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 名著
感想投稿日 : 2018年7月13日
読了日 : 2018年7月13日
本棚登録日 : 2018年7月13日

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