シニアシフトの衝撃

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2012年11月16日発売)
3.47
  • (4)
  • (24)
  • (26)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 180
感想 : 25
4

・リカちゃん人形もおばあちゃんが登場
・大人用紙おむつが赤ちゃん市場を逆転
・らくらくスマートフォン
・シニアはフロープア・ストックリッチ。ストックフロー消費は買う時に高額、使う時に小額となる消費。ストックで初期費用を払い、フローでランニングを払うもの。有料老人ホーム、リゾート会員権、車など。
・消費の種類、50代はサプリメントの摂取、60代では運動、など。
退職時に行いたいこと、夫婦旅行、株ファンド購入、保険見直し、家のリフォームなど。
・インターネット利用者、高齢者が急に増えている。
・スマホを持っている人はパソコンがあり、タブレットを持つ人はスマホもパソコンももっている。
・タブレット利用者の方が、ショッピング利用スマホより大きい。
 金額についても3,000円近く多い。また、タブレットは画面が大きく、美しく見えるため、衝動買いが起きやすい?
・アメリカではノートパソコンよりタブレットの出荷台数が大きくなっている。
・IT弱者の3つの壁①タブレットという機器の存在を知らない。②使ってみたいが費用が高いので、自分には使えない③使う必要性を感じない。自分には用がないと思っている。
・高齢者の生活不安 一位は健康や病気のこと80%、二位は寝たきりなどで介護が必要になってしまうこと50%
・回遊型サービス。スーパー銭湯、ディズニーランド、ハウステンボスなど、風呂にはいり、飲み物をのみ、マッサージをし、髪をきるなど、一つの施設で回遊しながら複合的に時間を消費する場所
・時間消費ビジネスの勘所は連結連鎖と新陳代謝
 一つの消費をすると次の消費を促す。ラクーアなどもまさにこれ。
・知的新陳代謝モデルには心理的導線設計が重要。
 観劇、演奏会などの受け皿として物消費の場を用意することが最低条件。その上で導線を設計する。、
・シニアの経験価値を最大化するように設計する。
・ダイシン百貨店。1品でも注文すれば取り寄せてくれる信頼が客のリピーター化、信頼に結びついている。
・悪条件だと経営者も従業員も知恵を絞る。お客さんがありがたいから、自然とサービスもよくなる。努力するためには悪い条件を選んだほうがいい。
・シニア市場では非合理に見えることが顧客の心をつかみ、長期的に業績をあげ、ビジネス的に合理的になることがある。
・神経細胞は年齢とともに減るが、神経線維は少しずつ増えていく。
・神経線維が増えるのは直感とか洞察とかに関連していそう。脳の潜在能力は年と共に増えていく。
・ヒット商品は市場調査からは生まれない。、わくわくさせるものは商品提供者自身がわくわくしていないと生まれない。
・インナープッシュという衝動、欲求、憧れが生まれやすくなる。→解放型消費が生まれる。3つのEが必要。わくわくexcited 当事者になるengaged 元気になる勇気づけれられるencouragedが必要。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事関係
感想投稿日 : 2013年9月15日
読了日 : 2013年9月15日
本棚登録日 : 2013年9月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする