愚直でまっとうな不動産投資の本

著者 :
  • SBクリエイティブ (2010年10月30日発売)
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タイトルの通り、愚直でまっとうな不動産投資の本。
<キーポイント>
・優良な情報をいかに得るか→優良な情報提供者とつながること
→人間関係をつくること→足しげく通う・電話でも会話をして接点を増やしていく・八方美人は嫌がれる。嘘でも数社と答える
→自分が選ばれるよう努力する
・実質利回り=(年間賃料ー年間運用経費)/(物件価格+購入諸経費)*100
・5年先、10年先、20年先の賃貸マーケットを考える

<その他>
・ストックビジネスが経営基盤を安定させる
・キャッシュフローを毎月生むストックを少しずつ積み上げることが大事
・キャッシュフローを確実に生む事業は好景気は地味だが、不況になると強い。
・優良な情報提供者とは①優良な不動産情報を収集する能力、ルートをもっていて物件を随時紹介できる②取引をまとめる能力、経験豊富、投資家側にたってリスク回避できる③有料情報を優先的に提供してくれる
・修繕の見積をとり、過去に大規模修繕を一度おこなっていなければ、その旨を伝えて、想定される工事費を値引いてもらう交渉を行う。
・登記簿謄本により、所有者・物件所有期間・相続の有無・借入額・差し押さえ記録・張り付いた権利などがすべてわかる
・レントロールから、もっとも低い賃料を全ての住戸にあてはめて、月額の家賃収入や年間家賃収入を計算しなおし、利回りも含めて、投資の適否を判断する。
・付加価値をプラスするため知恵をしぼる。天井が高い、敷地内に駐車場を確保可能、エントランスにシンボルツリーがある。などこれは!と思う何か。
・住まいという観点から最先端の機能や仕様、付加価値は新築分譲マンション。
・リートの適切性を見分ける方法
 新規物件取得が親会社やその関連会社のみからでないか
 分配金が安定せず、大量増資などで少数の株主に不利な運営を していないか
・逆張りの思想が功を奏す。
・平時には、黙々と本業に精を出し、不況時こそ思いきった投資をする。
・損切りをするタイミングの判定方法「今の状況や事実を知った上でその物件にその金額で投資すると思うか」
・投資の大原則①わからないものには投資しない②長期にわたって勝ち続けることはまずない③安い時に買う④迷った時は休む⑤自分には投資の才能があると思った時がピーク

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 不動産
感想投稿日 : 2012年7月7日
読了日 : 2012年7月6日
本棚登録日 : 2012年7月6日

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