勝負師 (朝日選書)

  • 朝日新聞社 (2004年8月5日発売)
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感想 : 1
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将棋への愛は共通。愛し方は異なる。ベテランならではの味わい深い対談。

謙虚になれば不安や恐怖心がなくなる。
運を呼び込むために必要なのが、謙虚さと笑い。

内藤対谷川兄弟。兄が負けて弟が勝った。それを見た谷川父が兄を怒った。弟だけを奨励会に入れた。人間の運命は本人の知らないところで決まっている。

内藤の優しさ。将棋ファンとの対局で、駒落ちであるのに本気を出してしまった。

大山の番外戦術。対局中に、「女中さんにいくら包むの?」

「天才とは、サービス精神である」黒沢明の映画、伊藤看寿の詰将棋。

芹沢「プロとアマの差はどれくらいでしょうか?」「君の死にたい場所は将棋盤のどこだ。そこの場所で王様を詰ましてやる」

米長道場「諸君らの若さと研究成果をぼくはもらう。その代り、豊富な実戦例と人生経験を提供する」

内藤「羽生、谷川、森内、丸山・・・一回本気で、一生懸命戦ってみたいという思いが強い。そやからまだ引退できないんですよ。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 将棋
感想投稿日 : 2013年5月31日
読了日 : 2013年5月30日
本棚登録日 : 2013年5月31日

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