楊令伝 2 辺烽の章

著者 :
  • 集英社 (2007年7月26日発売)
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本棚登録 : 440
感想 : 47
4

いやもう楊令のカリスマがエグい

大敗を経て宋江や仲間たちを失ったこと、そして生き残ってしまったことに打ちひしがれる好漢たちをがんがん再生していく
野村再生工場か!(ふ、古い)

そして次の主人公岳飛が早くも登場、英雄の片鱗を見せつつもまだまだお子様
でもって敵の総大将童貫と我らが楊令どちらとも邂逅
うーんこちらもどうなっていくか楽しみ

そしてついに方臘の反乱が!
様々な思惑が渦巻く第三巻へ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 北方謙三
感想投稿日 : 2024年1月13日
読了日 : 2024年1月13日
本棚登録日 : 2024年1月11日

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コメント 2件

kuma0504さんのコメント
2024/01/14

あんなにいい子だった楊令が、3年間でえらく暗い陰を帯びて登場するわけですよ。
北方謙三の凄いのは、この3年間を少し匂わせるだけであまり具体的に語ってないところ。
省略の美。
それが北方文学の凄さかな。

ひまわりめろんさんのコメント
2024/01/14

『楊令伝』の読者ってほとんどが『水滸伝』の読者なわけで楊令の成長を見守って来たヒトたちなわけですよね
で『楊令伝』の最初で「あんないい子だった楊令が」、とガツンとやるわけですよね
何があったかよく分からんけど変わってしもたと強く印象付けておいて…
実は根っこは変わってないよってのを小出しにする
で、よ〜れ〜。゚(゚´Д`゚)゚。となる
うまいなちくしょう

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