蜩ノ記

著者 :
  • 祥伝社 (2011年10月26日発売)
4.00
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感想 : 436
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武士道と云うは死ぬことと見つけたり

有名な「葉隠」の一節ですね
いつでも死んだらぁっていう意味に誤解されることが多いんですが、死ぬどころか武士としての正しい「生き方」を説いた言葉なんですね
詳しくはググって頂くとして(投げた!)やっぱり本作を読んでこの言葉が頭を過ぎりました
夜霧よ今夜も有難う(どうしても言いたかった)

主君の側室との不義密通のために十年後の切腹を命じられた戸田秋谷の武士としての生き方と死に方を描いた『蜩ノ記』

読み終えた感想は「武士〜」です
いやもうめっちゃ武士やん、めっちゃ武士やん秋谷!
己が正しいと思うことを為す
この一念ですよね
そして曲げずに貫くにはどうしても死に方にもこだわらなければならなかったんでしょうね

そして冒頭の「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」を体現してたように思うんですよね
楽な道を選んでいては、正しいことを為せないし、正しくない道を行く自分を見せたくなかったんじゃないかなぁって思うのです

まぁ、自分は多少正しくない道を歩んでも切腹は回避したいですけどね
武士じゃないし♪~(´ε` )

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 葉室麟
感想投稿日 : 2023年4月10日
読了日 : 2023年4月10日
本棚登録日 : 2023年4月9日

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コメント 12件

みんみんさんのコメント
2023/04/11

葉室さんは真っ直ぐな?作品が多いし
名前のとうりリン!とした雰囲気のイメージ♪
レビュー一つもあげてないけど!

ひまわりめろんさんのコメント
2023/04/11

確かに凛としてるね(字が違うやないか)
清らかっていうのかなぁ
角がなくて表面的にはなんか薄味な感じに逆に強烈な個性を感じました

いやぁ〜時代小説作家さんもだいぶ広がってきちゃったなぁ

aoi-soraさんのコメント
2023/04/11

わぁー
ひまめろさんの感想読んだだけで、背筋が伸びてきた!!
武士ですね〜

先日私が読んだ「螢草」とはまた違う感じ
読んでみたいです(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)

みんみんさんのコメント
2023/04/11

蜩の記は羽根潘シリーズの第一弾だから
それを追いかけるもよし
映画化された散り椿もよし!かも

aoi-soraさんのコメント
2023/04/11

シリーズなんですね!
散り椿もよしっ!
_φ(・_・メモメモ

ひまわりめろんさんのコメント
2023/04/11

なんだよ羽根藩シリーズって!初耳だぞ!
うーん追いかけたいシリーズが増えてしまったじゃないかw

ひまわりめろんさんのコメント
2023/04/11

アオイさん
こんにちは!

深いです
時代小説沼深いです
自分はみんみんという心強いガイド役がいるのでなんとか生き延びておりますが
溺れないよう気をつけて!w
もしくはみんみんレンジャーの言うことをよく聞いて行動してください
沼をなめちゃダメ!絶対

みんみんさんのコメント
2023/04/11

藤沢周平なら海坂藩
架空の藩で架空の武士達がアレやコレやと…
ちょっと時代が違ったりして登場人物とかはリンクしないけどね!
自分の故郷を架空の藩にしてるみたいですd(^_^o)

みんみんさんのコメント
2023/04/11

熱い友情 銀漢の賦 も泣けます(;ω;)

aoi-soraさんのコメント
2023/04/11

海坂藩とは何ぞや??
と調べてみたら、シリーズの作品はおよそ120とありました(⁠@⁠_⁠@⁠)
無、無理です…
ひまめろさん、どうか溺れないように…
みんみんさん指導のもと、安全に突き進んで下さいヾ⁠(⁠*⁠’⁠O⁠’⁠*⁠)⁠/

aoi-soraさんのコメント
2023/04/11

あ、12でした(笑)

ひまわりめろんさんのコメント
2023/04/11

ズコーーー

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