「物語とは油断のならない生き物だ。物語を野に放してみろ。どこでどんなふうに暴れ回るか、わかったものではない」
重病の母と二人で暮らす少年コナーの前にイチイの木をした怪物が現れて「三つの物語を聞かせたあとに、コナーが四つめの物語を話す」よう要求する
そして語られる物語、コナーの生活や真実の第四の物語は、とても深くて、示唆に富んでいて、読み手によって様々な受け取り方ができる物語だと思いますが、自分は物語の持つ力について考えてみました
「物語」は非常にやっかいな生き物で、様々なちからを持っていると思います
「物語」は喜びや、悲しみや、怖れや、学びや、それはもう様々なものを与えてくれます
いいことも悪いことも
しかも、同じ「物語」でも読む人によって全く正反対の感情を呼び起こすこともあります
それどころか、同じ「物語」を同じ人が読んでも、読むタイミングや何回読んだかによって受け取るものが変わってきたりします
それって「人」と同じだと思いませんか?
相手によって全く評価が違う
会うタイミングで感情が変わる
好きと嫌いが混在する
「物語」とは「人」であり
「人」とは「物語」なのではないでしょうか
自分はそんなことをこの物語から感じました
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
パトリック・ネス
- 感想投稿日 : 2023年6月5日
- 読了日 : 2023年6月5日
- 本棚登録日 : 2023年6月5日
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コメント 15件
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2023/06/05
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2023/06/05
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