亀山郁夫先生が、若い頃、賭け事やアルコールに依存したこともあったとは。そんな過去の苦い経験も含めて、これからこの困難な時代を生きていく後輩たちに送った書。
温かく真摯な書だと思った。
神という絶対的な存在を持たない我々には、芸術がそれに置き換わることができること。
目から鱗!
大人であるには、「公共の嘘」を受け入れるしたたかさが必要であること。
リアルな助言。
村上春樹や大江健三郎を読むにあたって、ドストエフスキーの知識が基礎となること。
ドストエフスキーはやはり避けては通れぬか…。わかってはいるのだ(笑)亀山先生が言うのなら読もうではないか。
「桃李成蹊」
なにはともあれ、これからもバリバリ本を読もう!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月19日
- 読了日 : 2022年6月19日
- 本棚登録日 : 2022年4月22日
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