ジョージ朝倉らしい(溺れるナイフのコウちゃん的な)全能感に溢れた不思議な魅力のある“アキラ”とアキラに憧れを抱きつつ対等な関係なのにかなわないと思うショーコが主人公の話と、
何をしてもうまくできないどんくさいマリエといじめが原因でひきこもりになったプライドは高いケンジの話。
どちらも約10年の時の流れの中で関係性を描いていく。
ジョージ朝倉が描く青年期のあの全能感と無敵さは絶品だよなぁと思いつつ、
大人(31歳)になった主人公の今を描いてくれてそれに救われる私もいる。
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- 感想投稿日 : 2020年6月21日
- 読了日 : 2020年6月21日
- 本棚登録日 : 2020年6月21日
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