優しい死神の飼い方 (光文社文庫 ち 5-1)

著者 :
  • 光文社 (2016年5月12日発売)
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感想 : 490
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前から気になっていた知念さんの小説。
『死神』と呼ばれる犬のレオが丘の上のホスピスで死期の近い患者の未練を解決していくファンタジーミステリー。
人間はなぜ死を恐れるのか、そしてその瞬間何を願うのかという重たいテーマながらもレオの性格や口調・犬としての習性がとても可愛く癒やされながら読むことが出来た。最初こそ絶望していた患者達がレオと関わり、過去と向き合うことで決着させていくことがとても面白かった。最後の病室のシーンは、読んでいてほろりと泣いてしまった。命の儚さと尊さがすごく響きました。

最後にこの小説をアニメ化したときの声優陣と主題歌など読む参考にしてください。
レオ:高山みなみ
朝比奈菜穂:小松未可子
南竜夫:大塚芳忠
南竜夫(青年期):花江夏樹
金村安司:青山穣
内海直樹:石川界人
院長:玄田哲章
名城先生:三木眞一郎
近藤:子安武人
鈴木:安元洋貴
レオの同僚:櫻井孝宏
レオの上司:小山力也
男の子の父親:速水奨

OP:BUMP OF CHICKEN『新世界』
ED:Superfly『My Best Of My Life』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー小説
感想投稿日 : 2021年10月3日
読了日 : 2021年10月3日
本棚登録日 : 2021年8月29日

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