この小説が書かれた時代、こんなSF小説が流行っていたなぁ、と思い出しました。
当時は大戦が終わって高度経済成長も一段落した時代に、戦争の記憶がまだまだ生々しく残っている人と、それを知らず過去の過ちとして捉え近代における新たな苦悩の中に生きる若者が共存する中で、その違和感や、得体の知れない恐怖と言ったものが生み出すブームだったんじゃないか、と勝手に想像しながら読む。
『日本沈没』はドラマで夢中になってみた記憶があるが、小松左京の小説を読むのは初めて。自ら進んで読む事のない恐怖小説を貸してくれた友人に感謝。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月15日
- 読了日 : 2023年1月10日
- 本棚登録日 : 2023年1月5日
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