希望をはこぶ人2 はじまりの海

  • ダイヤモンド社 (2014年5月30日発売)
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感想 : 2
5

子育ての基準
現状、バラバラ
普通の親は精一杯がんばっているんだが、めざすべき方向がわからない
やるべき方向が決まっていないから、ときにとんでもない方向へ進んでしまう
そんな現状を変えようとする人は少ない
世の中全体が無気力になってしまったようだ
世の中をつくるのは、人。
一人ひとりの態度や行動が集まって、世の中の風潮を作っている。
その根っこにあるのは、人びとの考え方。

ひと昔前なら考えられなかったような事件がひっきりなしに起こっている

ひと昔前の親たちはいったい何をやったのだろう
子どもたちに何を期待し、どのような規律を与え、
放課後や休みの日はやらせたのか。
どのように育て上げたのだろう
当時は誰もが同じゴールを見つめていた。

共通の合意をつくることが必要。

さまざまな、文化を尊重すべきだが、
それがもたらす結果を考えることが大事
いつもこのやり方でやってきたから
という理由だけでこれまでのやり方にしがみつくなら、
ただの悪習になってしまう

あらゆる行動は、なんらかの結果を生む
だから望ましい結果になるような行動を、きちんと選びとることが大切

すべての人は、いま自分が生きている文化に責任がある
悪い文化に流されるか、すばらしい文化をつくっていけるかは
いま生きている大人にかかっている
大人たちの選択が、すべての子どもたちの未来を左右する

まずは自分から(自分の家族から)
自分がいい結果を見せれば、まわりの人が真似したがるだろう
周りの人がいい結果をみせれば、さらに多くの人がそのやり方を真似しようとするだろう
そしてどんどん広まり、その過程でいっそう磨き上げられながら
そのやり方は新しい基準になり、何万人という実践に支えられた、ゆるぎない基準となっていく

大きな結果を生み出すのは、いつもちっぽけな種
世の中を変える一歩はここからはじまる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年10月19日
読了日 : -
本棚登録日 : 2017年10月10日

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