ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 (21st Century Liberal Arts)

著者 :
  • すばる舎 (2018年6月14日発売)
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本棚登録 : 194
感想 : 11
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哲学する、というのは問いを通じて思考し、本質に迫ること。新たな考え方を想像すること。
哲学の方法について詳しく記述されていて親切な印象を受けた。

哲学の本ってこんなに面白かったかなと思った。
知識がついてきていること、わかり良い入門書が増えていることがその理由だろう。やっぱりわかるところから読んで行かないとダメ。某大学の哲学科は育成方法をよく考えないといけない。

貫さんの哲学史が紹介されていたのでまた読みたい。

紹介されている哲学者は現代寄りで、その点好感が持てる。というのも、古代ギリシャや中世の哲学には興味がなく、デカルト以降の哲学でないと知識も興味もない。

ロールズやネグリとか、興味のある哲学者も取り上げられていた。

AIや環境問題、ポピュリズムなど今日的な問題にも触れている。とはいえ、各問題をさらっと触れている印象を受けたので、もっと深掘りしたいなと思った。AIが人間かどうか、そもそも人間なんて何かといった問題に興味がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: また読みたい
感想投稿日 : 2020年3月6日
読了日 : 2020年3月6日
本棚登録日 : 2020年1月16日

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